花粉症のシーズン到来

2018年の花粉のピーク予測が発表されました。
花粉は何らかの花粉が年中飛散していますが、特にスギやヒノキの花粉によりアレルギー症状が現れる方が多いとされています。

花粉症の4大症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目の痒みとらされ、顔の痒み、のどの痒み、咳、喘息、皮膚炎などのアレルギー症状が現れる事もあります。

初期には透明でサラサラとした鼻水が出始め、数日放置すると黄色い鼻水や鼻詰まりなど粘り気のあるものへと変わります。鼻詰まりが悪化すると頭がボーっとしたり、頭痛など症状へとつながります。

一般医薬品では抗ヒスタミンや抗アレルギー薬を推奨されますが、眠気を伴うので運転や機械の操作ができなくなるので要注意です。症状を無理に抑えるので、改善にはならないため個人的に好きではありません。

また、花粉症の初期と中期、後期では症状と対応が異なりますのでご注意ください。

中医学での花粉症の考え方

花粉症の主な症状には、透明な鼻水、目のかゆみ、くしゃみがあります。これらについてそれぞれ考えます

透明な鼻水は体内に冷えがあり水の代謝が悪くなっている事で余分な水が鼻から漏れ出していると考えます。この為麻黄や附子など身体を温める生薬の入った処方を選びます。普段の生活では菓子類やアイス、生野菜のサラダ、刺身や寿司などの生冷物は控えましょう。
代表処方:小青竜湯・麻黄附子細辛湯など

かゆみは風熱の邪気が侵入したことにより生じます。目の充血は【五輪学説】によると白眼は気輪と呼び肺に属するために風熱により赤くなり白眼が充血します。炎症を起こしているので熱を取り除くようにします。
代表処方:五涼華・涼解楽など

くしゃみは花粉が鼻粘膜に付着し排出を促すために出ます。これは肺気が邪気を追い出そうとしているとしています。
代表処方:辛夷清肺湯など

症状が長引き風熱の邪気が肺に入り熱を持つと湿熱や痰湿へとなります。黄色い粘り気のある鼻水へ変化し鼻詰まりや頭がスッキリしない、頭痛の原因となります。
代表処方:鼻淵丸・調頂顆粒など

身体を守る気:衛気

外邪から体表で体を守っている気を衛気(えいき)と呼びます。衛気が不足すると風邪を引きやすくなったり、感染症にかかりやすくなるなどが生じます。衛気不足は気虚症状があらわれるので【疲れやすい、疲れると悪化する、風邪を引きやすい、食欲の低下、手足の冷え、夜間尿】などの症状を伴うことが多くあります。

衛気は脾胃で作られるため、脾胃の働きが低下すると気虚症状が現れやすくなります。最近、日本人は痰湿や寒邪を受けやすい生活を送っているため脾胃が弱くなりがちです。花粉症でお悩みの方には、生活習慣の乱れがあることが多く見受けられます。

脾胃の虚弱が見られる場合は脾胃を健康な状態に近づける補中益気湯や六君子湯を使います。

また、風邪を引きやすい方は気を補い衛気を強める衛益顆粒を服用します。これらは花粉症のシーズンが始まる2月よりも前、11月ごろから服用を始めることで症状が発症しにくくなります。服用するだけで予防できるものではないので生活習慣の見直しと養生による体質改善が重要になります。

花粉症になりやすい生活と体質

  1. 冷え性・低体温(36.5℃以下)
  2. 風邪を引きやすい
  3. 肥満体質である
  4. インスタント食品をよく食べる
  5. コンビニ弁当やおにぎりサンドウィッチなどの冷たい食事が多い
  6. 湯船に入らずにシャワーで済ます。
  7. 下痢、軟便になり易い
  8. 睡眠不足または22時以降に布団に入る
  9. 食事が偏っている、好き嫌いが多い
  10. 食事の時間が遅い、21時以降に食事をする
  11. 冷たいビールや氷の入った飲み物を飲む
  12. 肩こりがある
  13. むくみがある
  14. パスタ、うどん、ラーメンなどの類やパン食中心で洋菓子が好き、小麦製品を好む
  15. 喫煙している

上記の項目で3つ以上当てはまれば花粉症になり易い生活をしていると言えるでしょう。

花粉症の予防5大原則

  1. 冷やさない 36.5℃以下の低体温は免疫力の低下の原因となります。
  2. 偏食しない 痰湿をためる食事や身体を冷やす食事は抵抗力の低下の原因に
  3. 太らない  痰湿をため込むと水や血のめぐりが悪くなります
  4. ストレスを溜めない ストレスは炎症の引き金になり易いので要注意
  5. 飲酒と喫煙は控える 粘膜にダメージを与え炎症を引き起こしやすくなる

花粉症は生活習慣と食生活に大きく関わると言われています。

日本の山間部に住んでいたとある若者が都会へ引っ越して数年が経過したそうです。これまで20数年なったことがなかった花粉症になったという話があります。

また、花粉症を持っていた方がいます。転勤のため海外へ移住され数年生活をされて日本へ帰国されました。すると以前は毎年悩ませれいた花粉症が改善していた。

これは食生活と生活環境の変化によって体質が変わるために悪化したり改善すると考えられます。

昨今では腸内フローラとアレルギー症状の関係なども注目されていますので、生活習慣と食生活を見直すことが改善の第一歩となります。

長年、花粉症やアレルギー性鼻炎でお悩みの方は、お気軽にあけぼの漢方にご相談ください。