頻尿、夜間尿、尿失禁のお悩み

日中のトイレの回数は5~7回、夜間は0回が平均とされています。

日中8回以上トイレ行ったり、夜間に1~2回行く場合には頻尿状態と言えます。

40歳以上の女性の半数の方は頻尿でお悩みといわれています。

尿は膀胱や腎臓、周辺の括約筋などが密接に関わっています。

漢方・中医学では「腎」が水分代謝や生殖出産、老化を司ると考え、「腎」の衰えが頻尿などのお悩みに影響すると考えられています。

また、頻尿には様々な原因があり、いくつかのタイプに分けられます。

・膀胱が固くなり尿量を貯められなくなるタイプ

・冷えによりトイレが近くなるタイプ

・胃腸の虚弱によりトイレが多くなるタイプ

・身体に余分な水分が多く溜まっているタイプ

・耳鳴り老化などにより括約筋が衰えているタイプ

・排尿痛や尿の濁りなどを伴うタイプ

タイプ別の原因と対処法

・水分を摂るとトイレが近くなる。膀胱が固くなり尿量を貯められなくなるタイプ

[腎陰虚型]

腎陰不足により膀胱の組織の伸縮性が下がる事で尿の回数が増えている状態

腎陰を補い膀胱などの組織を柔軟にして尿の回数を減らし、漏れ出すのを抑える固摂の力を高める

→六味丸、亀板膠・鹿茸配合食品、桑螵鞘配合食品、エラスチン、コラーゲン含有食品など

・寒さや冷えによりトイレが近くなるタイプ

[腎陽虚・腎気不固 型]

体の冷えにより腎機能が低下している状態。

附子・肉桂・鹿茸などで身体を温め腎機能を高める

→八味地黄丸、牛車腎気丸、霊鹿散など

・胃腸の虚弱によりトイレが多くなるタイプ

脾気虚により固摂の力が弱っている状態。食欲不振や胃腸症状、下痢や便秘を伴う

[脾気虚型]

→補中益気湯、健脾散顆粒など+補腎薬

・身体に余分な水分が多く溜まっているタイプ[水湿型]

体内に余分な水分が多く、むくみやお腹がチャポチャポする、下痢しやすい、天気痛などを伴う。

尿量を調節し体外へ排出しやすくする。

→五苓散、沢瀉湯、防已黄耆湯、タンポポ抽出エキスなど

・耳鳴り、めまいを伴い、老化などにより括約筋が衰えトイレが近いタイプ

[腎虚型]

腎の衰えにより水分代謝に異常が出ている。

膀胱周辺の組織を柔軟にし、腎の働きを整えて尿の回数を減らす

→滋腎通耳湯、六味丸系の補腎薬や亀板食品+桑螵鞘含有食品など

・排尿痛や尿の濁りなどを伴うタイプ

[湿熱型]

菌やウイルスにより膀胱に炎症が起き、尿の回数が増える

炎症を抑えて、原因となる菌やウイルスの排出を早める。

→竜胆瀉肝湯、猪苓湯、五淋散、清心蓮子飲など

他にはコーヒーお茶などのカフェインやアルコールの摂りすぎ、運動不足による筋力低下なども、頻尿や夜間尿の原因となります。

普段からカフェインやアルコールの摂りすぎを控え、階段の登り降りやスクワット、お尻を引き締める運動などを心がける事で改善の手助けとなります。

ご自身がどのタイプなのかどれを選べばわからないなどの際は、お気軽にご相談下さい。

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